本中万年筆
本の中の万年筆その1
| 花のようなインク | |
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万年筆というより、そのインクがお話の中心。
本のタイトルを含め、8作品からなる短編集です。
「花のようなインク」は、高校の先生の恋のお話。
先生になって3年目の夏、主人公は職場から近い下宿に住んでいます。
そこの管理人さん?の従姉妹の娘さんがお相手。
夏祭りに行ったり、文通したり(昭和30年代の設定なんでね)・・・・。
この娘さんの好きな色は赤色。
そこで、先生は、ある時意を決して、気持ちを伝えようとします。
彼女の好きな赤色のインクで。
<あなたに伝えたいことがあります。
でも、手紙に書くのはやめます。
今度お会いしたときにお話します。>
そして、返事を待つのですが・・・・。
本の中の万年筆その2
| 物語集 赤い万年筆 | |
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この本には、表題作「赤い万年筆」の他に独立した5作品が収録されています。
ではさわりだけ。
時代は戦後まもなく。ある町にある"万年筆病院"という万年筆屋さん(専門店のようです。)が舞台です。
おじいさんが一人でお店をしています。
奥さんも息子さんも戦争で亡くしたからです。
以前は賑わっていたのですが、今は閑古鳥。
ある日、女の子がやってきます。
赤い細身の万年筆の修理を頼み来たのです。
おじいさんは、どこが悪いか聞かずに受け取ります。
聞かなくても万年筆のことなら、何でも分かるからです。(すごい!)
ところが、おじいさんの技をもってしても、原因が分からない。
水にペン先をつけると、ほの赤い紫色のインクが広がります。
お店にあるどのインクとも違う色です。
洗浄して、お店にあるインクを試しますが、書けません。
入っていたインクでないとだめなようです。
そこで、あの女の子を探します。(狭い町のようです。)
そしてやっとのことで、女の子を見つけると・・・・・・。
インクの正体は?
本の中の万年筆その3
| クローズド・ノート | |
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話自体は、恋愛小説。かなり泣けるらしい。
主人公、堀井香恵がバイトしている先が万年筆好きには興味津々。
文具店の万年筆売り場でバイトするのである。
20本以上の万年筆が登場します。
どれもセレブなものばかり。
そこに来るお客さんとの対応のリアルさが、面白い。
映画化の話もあるとか。
楽しみです。
本の中の万年筆その4
●アサッテの人
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賞をダブルで受賞したすごい小説とは知らずに読みました。
失踪した「叔父」が残したノートを元に物語?は進んでいきます。
読み進めていくと、
このノートには、万年筆で書いていることが分かります。
最初、「叔父」がいなくなった部屋の机の引き出しで「古い万年筆」が登場します。
しかし、
万年筆の種類はおろか特段くわしい描写もありません。
ノートに書いていた万年筆がこの万年筆なのか
それとも別の万年筆なのか、
失踪した「叔父」は、愛用の万年筆をどうしたのか。
なぜ、万年筆なのか。
などなど。
明らかになっていません。
(もっとも、そういう小説じゃあないのでまったく問題ないのですが・・)
物語の冒頭は、とっつきにくい印象でしたが、
徐々にの引き込まれていきます。
特に「叔父」が発する、4種類の言葉のイントネーション説明。
声に出して、試してみた方も多いのでは。




そこに在ることに感謝
取りあえず 万年筆を持ちたくなった …